大きな鉄の窓をドイツの高断熱窓へ取り替え。 SCHÜCO(シューコー)の窓リフォームサービス開始

SCHÜCO RENOVATION JOURNAL

その大きなスチール窓、
景色まで諦めなくていい。

結露とサビに悩む大開口を、Schüco(Schueco)の美しいフォールディングドアへ。
建築の個性を残しながら、窓の性能と暮らしを更新するリノベーション。

大きな窓から、庭の緑や空を眺める。
その豊かさを残したまま、窓だけを現代の性能へ。

築年数を重ねた邸宅や、建築家が設計したRC造・鉄骨造の住宅には、
細いフレームで大きな開口をつくるため、スチールサッシが採用されていることがあります。
その端正な佇まいは、建物の個性を象徴する存在です。

一方で、冬の結露、フレームのサビ、すきま風、開閉の重さなど、
長く暮らしてきたからこそ見えてくる課題もあります。
しかし、問題を解決するために、大きな窓そのものを諦める必要はありません。

01 / EXISTING

目次

美しいスチール窓にも、
時間による限界があります。

スチールサッシの魅力は、細くシャープなフレームです。
大きなガラス面を繊細な線で分割した意匠には、現代の既製サッシにはない美しさがあります。

しかし、金属部分の熱の伝わりやすさや、長年の使用による塗膜・気密材・金物の劣化は避けられません。
丁寧に使われてきた窓であっても、寒い季節には少しずつ暮らしへの影響が現れます。

冬になると、ガラスやフレームに結露が発生する
窓の近くに立つと冷気やすきま風を感じる
フレームの継ぎ目や下部にサビが見られる
大型の障子が重く、開閉しづらくなっている
修理部品や交換可能な窓が見つからない
性能を上げたいが、建物のデザインは壊したくない

解決したいのは、窓の大きさではありません。
結露、サビ、寒さ、使いにくさです。

02 / TRANSFORMATION

景色はそのままに。
窓の存在感だけを消していく。

今回想定したのは、幅約5メートル、高さ約3.5メートルの大型スチール4枚引違い窓です。
横桟で細かく分割されたガラス越しに、美しい庭とプールが広がっています。写真はイメージです。

改修後は、Schücoの4枚建てフォールディングドアへ。
横桟のない一枚ガラスによって、同じ景色がまったく異なる表情を見せます。

改修前の結露と軽微なサビが見られる大型スチール4枚引違い窓

BEFORE
既存スチールサッシ

STEEL WINDOW
改修後のSchüco大型4枚フォールディングドア

AFTER
Schücoフォールディングドア

FOLDING DESIGN

左の1枚はドア。
右の3枚は折れ戸。

この構成では、左端の1枚を日常の出入りに使う通行用ドアとし、
右側の3枚を折り畳んで開放できるフォールディングドアとしています。

普段はレバーハンドルの付いた左端のドアだけを使用し、
庭やテラスと大きくつなげたいときには、グレモンハンドルを操作して
右側の折れ戸を開放します。

「大きく開くこと」と「日常的に使いやすいこと」を、
一つの開口部で両立できるのが、このシステムの大きな魅力です。

DESIGN CONCEPT
開口寸法
幅 約5,000mm × 高さ 約3,500mm

構成
通行用ドア1枚+折れ戸3枚

ガラス
横桟のない大型一枚ガラス

フレーム
アルミニウム・ステンカラー

目的
断熱性・開放性・意匠性の更新

03 / SCHÜCO

高さ3.5メートルという、
圧倒的なスケール。

大型スチールサッシの改修にご提案したいのが、
ドイツで生まれた建築用アルミニウムシステムブランド
Schüco(シューコー)のフォールディングドアです。

Schücoの「AS FD 75/90.HI」は、複数のガラスパネルを折り畳みながら
端へ移動させることで、壁一面に近い大きな開口を実現するシステムです。
閉めたときには大きなガラス面、開けたときには室内と庭をつなぐ開放的な空間になります。


3.5m

1枚あたりの最大高さ

1.5m

1枚あたりの最大幅

※Schüco AS FD 75/90.HIの公表最大寸法に基づく表現です。
実際の製作寸法は、建物の構造、耐風圧、ガラス構成、障子重量、金物仕様、
搬入経路、施工条件などによって異なります。すべての建物で最大寸法を採用できるものではありません。

04 / DESIGN

窓を見せるのではなく、
窓の向こうを見せる。

古いスチール窓の魅力は、細く緊張感のあるフレームにあります。
そのため、性能だけを優先して太く重たい印象の窓に変更すると、
建物本来の美しさを失うことがあります。

Schücoのアルミニウムシステムは、端正なフレームと大きなガラス面を両立させ、
光、庭、空、都市の景観を建築の一部として取り込みます。
横桟がなくなることで、これまで細かく分断されていた景色が、一つの大きな風景へ変わります。

「窓を交換する」のではなく、
住宅と外部空間の関係をつくり直す。

05 / PLANNING

すべての窓をSchücoにする
必要はありません。

住宅には、景色を切り取る主役の窓もあれば、
換気や採光を担う小さな窓もあります。
すべての窓に、同じ役割や同じ予算を与える必要はありません。

庭に面したリビングの大開口にはSchücoを。
寝室、廊下、水まわりなどの一般的な窓には、
LIXILをはじめとする国内メーカーの高性能窓を採用する方法があります。

SCHÜCO

建築の主役となる大開口

庭、テラス、眺望とつながる大型窓。
スケール、透明感、開放性を優先する場所へ。

LIXIL

暮らしを支える一般窓

寝室、廊下、水まわりなど、
性能、使いやすさ、価格のバランスを重視する場所へ。

EXISTING

残すという選択

状態がよく、建築的な価値を持つ窓は残す。
必要な場所だけを改修することも可能です。

06 / METHOD

カバー工法か、
既存枠撤去工法か。

古いスチールサッシを新しい窓へ変更する方法は、
大きく「カバー工法」と「既存枠撤去工法」に分かれます。
どちらが優れているかではなく、建物と既存窓の状態によって選択します。ただし、Schüco製品は高断熱仕様が多いため上下枠を太くしています。フォールディングドアなどは既存窓を撤去して取り替えることになります。しかし弊社には建築事業部があります。RC住宅や木造、鉄骨造の新築工事まで請け負う、特定建設業であり、一級建築士事務所でもあります。撤去工法で、内外壁の補修や室内のリノベーション工事も安心してお任せください。

METHOD 01

既存枠を生かす
カバー工法

既存のサッシ枠を残し、その内側や外側を新しい枠で覆って
新しい窓を取り付ける方法です。

  • 壁や床を壊す範囲を抑えやすい
  • 工期を比較的短くできる
  • 騒音、粉じん、廃材を抑えやすい
  • 有効開口が少し小さくなる場合がある
  • 既存枠のサビや強度の確認が必要
METHOD 02

既存枠を取り除く
ハツリ・撤去工法

既存のスチール枠と周囲の仕上げを撤去し、
躯体の開口を整えて新しい窓を設置する方法です。

  • 既存枠の劣化部分を撤去できる
  • 元の開口寸法を生かしやすい
  • 防水・止水を新しく構成しやすい
  • 内外装の補修範囲が広くなりやすい
  • 工期と費用が大きくなる傾向がある
比較項目 カバー工法 既存枠撤去工法
既存枠の状態 比較的健全な場合に適する サビや劣化が大きい場合も検討可能
開口の大きさ やや小さくなる場合がある 元の開口を生かしやすい
工期 比較的短い 比較的長い
壁・床への影響 抑えやすい 補修範囲が広くなりやすい
防水・止水 既存状態を踏まえた設計が必要 新しく構成しやすい
デザインの自由度 既存枠の影響を受ける 比較的高い

大型サッシでは、既存枠の腐食、躯体との取り合い、漏水履歴、ガラス重量、
アンカー、防水、揚重方法、搬入経路まで確認したうえで工法を決定します。

建築の価値を残し、
窓の性能を更新する。

古い大きなスチール窓には、その住宅が建てられた時代の思想や、
設計者の意図が込められています。

なぜこの場所に大きな窓があるのか。
そこから何を見せたかったのか。
どのような光を室内へ取り込みたかったのか。

それを読み解かず、単に既製品へ置き換えるだけでは、
建築の魅力まで失いかねません。

サビや結露に悩んでいても、開口を小さくする必要はありません。
性能を高めながら、いま以上に大きく、美しく開く窓へ。

その大きな窓を、建物の弱点ではなく、
もう一度、いちばん美しい場所へ。

PROJECT CONSULTATION

Schücoの設計・製作・採用に関するご相談

大型スチールサッシの改修、フォールディングドア、
スライディングシステム、ドレーキップ窓、ファサードまで。
計画初期の段階から、建物に適した製品と改修方法を検討します。


お問い合わせ

製品参考:

Schüco AS FD 90.HI

※掲載画像は、大型スチール窓からSchücoフォールディングドアへの
改修イメージを示すために制作したビジュアルです。

※結露の発生は、窓の性能だけでなく、室内湿度、換気、暖房方法、
壁・床・天井の断熱状態、外気温などの影響を受けます。

この記事を書いた人

Aikawaのアバター Aikawa (株)相川スリーエフ  代表取締役会長CEO

新日軽(現LIXIL)船橋カレッジでビルサッシ技術を基礎から徹底的に習得し、施工・品質管理・現場調整まで一連の工程を実務で経験。

1947年創業の相川スリーエフ三代目として、建材から建築へと事業領域を拡大。
現在はドイツSchüco製品の国内展開を牽引し、設計事務所・ディベロッパー向けの技術支援体制を直轄で統括している。

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