Schücoフォールディング(シューコー折れ戸)と大開口特殊網戸

Schüco Special Column

洗練は、窓に宿る。 Schücoフォールディングドアという特別な選択

建築を知る人ほど、その窓の違いに気づく。 量産品では辿り着けない、意匠と性能の高次元な均衡。 Schücoのフォールディングドアは、単なる開口部ではなく、建築の格を決める存在です。

Schücoフォールディングドアの動画サムネイル

画像をクリックするとYouTube動画をご覧いただけます

2026年3月、東京ビッグサイトで公開されたSchüco(シューコー)のフォールディングドア。 これほどまでに大型でありながら、高性能で、なおかつ美しいウィンドウがあるだろうか。

選ばれる窓であること。 ステータスと呼ぶにふさわしい窓であること。 量産品ではないこと。 そして、建築の意志そのものを映す窓であること。

Schücoのフォールディングドアは、誰にでも分かりやすく派手な製品ではありません。むしろ、その価値は、建築に深く関心を持つ人々にこそ静かに、しかし鮮烈に響きます。線の細さ、フレームの緊張感、開いたときの開放感、閉じたときの完成度。そのすべてが、単なるサッシの枠を超え、建築家の思想と呼応するディテールとして存在しています。

それは、窓というより、空間の境界を再定義する装置です。外と内を曖昧にし、景色を室内へ引き込み、建築の印象そのものを書き換える。Schücoのフォールディングドアには、その力があります。

目次

奇数枚であることにも、理由がある。

このフォールディングドアで印象的なのは、折れ戸の枚数が奇数で構成されていることです。それは単なるデザイン上の遊びではありません。

1枚は、動画からも分かる通り、片開きの扉として機能しています。つまり、大開口の美しさだけではなく、日常の利便性まで綿密に考慮されているのです。全面を大きく開くための装置でありながら、普段の出入りは過剰にならない。このバランス感覚こそが、Schücoらしい洗練です。偶数ではないフォールディング。その構成にさえ、思想が宿っています。

高級とは、目立つことではなく、整っていること。

真に上質な建築部材は、声高に自己主張しません。むしろ、細部の整い方、操作感、納まり、そして空間との調和によって、その品格を伝えます。

Schücoのフォールディングドアは、まさにその領域にあるプロダクトです。フレームは繊細でありながら頼もしく、開閉は軽やかでありながら剛性を感じさせる。建築に寄り添いながら、確実に建築全体の価値を引き上げる。その佇まいは、ウィンドウでありながら、ブランドそのものです。

JAPAN SHOP 2026で公開された展示体

2026年3月に東京ビッグサイトで公開されたこのフォールディングドア展示体は、ガラス、網戸を含め、Schücoファブリケーター/パートナーである当社が施工を担当しました。

単に海外の高級サッシを紹介するだけではありません。実際に納める側として、この美しさと性能を成立させる技術、精度、現場力に向き合っているからこそ、語れることがあります。意匠だけでもない。性能だけでもない。その両立を、本気で実装していくための展示でもありました。

2026年秋、柏テクニカルセンターのショールームへ

この展示体は、2026年秋に相川スリーエフ柏テクニカルセンター内のショールームへ、そのままの姿で展示予定です。そして、この場所でこのフォールディングウィンドウやカーテンウォールも製造します。ドイツSchücoの複雑すぎる構造をドイツ本国でなく日本国内で製造するのは異例です。ドイツからSchüco専用の特殊マシーンを導入して、ドイツの製造工程を国内で再現します。当社は高性能サッシの緻密な構造を完璧に仕上げます。

写真や図面だけでは伝わらない価値があります。大開口であることの迫力。フレームの細さ。素材感。開閉した瞬間の感覚。そして、室内外の関係性がどう変わるのか。そのすべては、実物に触れて初めて理解できるものです。

Schücoの魅力は、スペックシートの中に閉じ込められるものではありません。空間の中でこそ、その完成度は際立ちます。ショールーム展示は、建築家、設計者、デベロッパー、感度の高いオーナーにとって、特別な体験になるはずです。

Schueco Japan Newsletter

創業75周年を迎えたSchüco

1951年、ドイツ・ビーレフェルトでの創業以来、Schücoは「窓・ドア・ファサード」のシステムサプライヤーとして、建築の美学と性能を追求してきました。

2026年、Schücoは創業75周年という大きな節目を迎えています。日本市場においても、パートナー企業と共に「アルミ×大開口×高断熱」という価値を広げていく。その流れの中で、今回のフォールディングドア展示は、単なる新製品紹介ではなく、ブランドの思想を体現する象徴的な場面だったと言えるでしょう。

TOPICS

  1. JAPAN SHOP 2026 / 建築・建材展 レポート
  2. 公式note:ミースの精神を継承する現代邸宅、他
  3. 国内施工事例:北海道ニセコ・プロジェクト

AS FD 90.HI × 大開口網戸という完成度

JAPAN SHOP 2026 / 建築・建材展では、国内最高等級の断熱性能を誇る大開口アルミ折れ戸システム「AS FD 90.HI」と、Centor社の大開口網戸を組み合わせた展示体が公開されました。

ここで注目すべきは、単体としての製品力だけではありません。大開口を開き切ったその先に、風や光、景色、そして暮らしの質まで設計されていることです。美しいだけでは成立しない。性能だけでも足りない。その両方を建築として成立させるために、フォールディングドアと網戸が一体の完成度で考えられているのです。

建築において、窓は脇役ではありません。外観の印象を決め、室内環境を決め、暮らし方そのものを決める重要な要素です。だからこそ、開口部にこだわることは、建築そのものにこだわることと同義です。

Brand Statement

最高峰の建築には、 最高峰のウィンドウがふさわしい。

Schücoのフォールディングドアは、単なる高級サッシではありません。 それは、美しさと性能を同時に求める建築のための、ひとつの到達点です。 そして、その価値を本当に理解する人にだけ、深く選ばれていく窓です。

この記事の共有はこちら
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

Aikawaのアバター Aikawa (株)相川スリーエフ  代表取締役会長CEO

新日軽(現LIXIL)船橋カレッジでビルサッシ技術を基礎から徹底的に習得し、施工・品質管理・現場調整まで一連の工程を実務で経験。

1947年創業の相川スリーエフ三代目として、建材から建築へと事業領域を拡大。
現在はドイツSchüco製品の国内展開を牽引し、設計事務所・ディベロッパー向けの技術支援体制を直轄で統括している。

目次